満足度★★★★
虚構の「旅団」。
虚構の劇団のメンバーが、鴻上さんの元を離れて別の演出家と旅に出る・・・そんな「旅団」の公演。印象としては、前回の木野花さんの作演の何百倍もイイ。映画畑のアクションを得意とする深作健太さんの、虚構の劇団員の方達の魅力を探る視点が実に秀逸で。鴻上さんの舞台では当て書きでいつも印象が同じような役ばかりを演じている役者さん・・・特に三上陽永くんや杉浦一輝くんの男性的魅力をキレキレの演出で引き出していて、そのお二人のこんなにセクシーな演技が観られるとは思わなくて、とてもとても嬉しくて舞台に釘付けになって観てました。大好きな小沢道成くんはさすがの器用さで胡散臭い役を演じてましたが、虚構初見の22歳の頃は女の子のように可愛かったのを思い出して、6年経った今、色々な意味での成長に感慨深く思ったり・・・笑 ああそして七味さん。素敵でした素敵でした。前回本公演の根本宗子さん同様、虚構に新しい風を吹き込んでいました。