満足度★★★
不徹底
作品の総論レベルでは、もっと、物語が本質的に受け持つレベルの深さに忠実であるべきである。砂糖菓子か砂糖をまぶした偽物、即ちTVの安っぽいシナリオ程度なら、これで合格だろうが、戯曲を書くならもう一枚、己の皮を自ら剥いで書くべきである。かたい話はここまでにしておこう。
ご存じ不思議の国のアリスに似た男の子の言葉を使う、アリスが登場。兎の穴へ落ちてゆくのだが、そこは、父の墓穴である。彼(女)には、父殺害の嫌疑が掛かっており、今日は父の葬儀、両手を革バンドで縛められて参列しているのだ。(上演中故、ネタバレはこれでストップ。ひょっとしたら、書き足す)