満足度★★★★★
20代で結婚して、子供を産むことが当たり前だと思っていたあの頃
中学時代、家庭科の授業で“10組に1組のカップルは不妊”だと聞き、
子供を産むことを当たり前に考えていた自分にとって、大きな衝撃だった。
自分の親や友達の親は、もちろん、子供を産んだ人で(養子ということもあり得るけれど)、子供を産むことは自然なことだと思っていた。
学校の先生や習いごとの先生、両親の友達や兄弟のなかには結婚していない人、結婚していても子供がいない人がいて、「なんでだろう」と思った。それだけ、結婚して子供を産むことは当たり前なことだと思っていたことを思い出した。
昨日観劇したこちらの作品、東京マハロ「女子穴」は、
不妊治療を行う人たちのお話。
偶然にも都議会でのセクハラやじ発言が問題になったこのタイミングで、
「女性とは」「子供を産むとは」ということについて、
自分の考え、世間の考えを感じることができた貴重な機会となりました。
内容は、とてもグサグサと刺さり、自分もこの手の話で身につまされる年齢になったのねとなんだか感慨深くなりました。