夕-ゆう- 公演情報 タクフェス「夕-ゆう-」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    それでも感動!
    宅間さんの最高傑作。タクフェスのお祭り騒ぎには閉口、期待外れのシーンもありましたが、それでもグッと来ました。

    ネタバレBOX

    高橋薫と塩谷健太郎がずっと上手くいっていたら良かったのにね。

    三上夕は告白する機会が高校時代から何度もあったのに、自分のことを妹のようにしか見ていなかった相川元弥に結局告白できませんでした。元弥と薫の結婚式前日、彼女はデザインの勉強と称してフランスに逃げました。逃げて何が悪いと妹の波に激白した様子を元弥が聞いてしまい、病気で倒れたこともあって薫との結婚式は中止にしました。それから三年、元弥が亡くなり、葬式には間に合いませんでしたが、初七日の法事に間に合う形で夕が帰省したところから話は始まり、ラスト、夕は自分に対する元弥の気持ちを知ることになり、改めて今は亡き元弥に告白するのでした。

    冒頭シーンの元弥の白ずくめ、特に絹でできたような光沢のあるショートパンツは如何にもでした。前回の赤だかオレンジだかのアロハシャツを着てチャラチャラしていた方がもっちゃんらしかったです。

    ラストの夕顔いっぱいのシーンは、前回よりも舞台が大きくなったせいか、ライティングのせいか、リアルに作りすぎたせいか、花が小さく、緑の葉ばかりが目立って、あまり感動できませんでした。むしろ、勘違い無視され男の坂田がチラシの裏に書いたもっちゃんと夕の結婚おめでとうの走り書きが宝箱から出てきたときにグッと来ました。

    フランスから戻ってきたときの夕のワンピースが牛模様のハンカチを連想させ、牛模様にハートマークをアレンジした柄だったところなど、元弥に対する気持ちがデザインに現れていました。

    ところで、最近のタクフェスというお祭り騒ぎは好きではありません。純粋に『夕』を楽しみたい身にとっては、始まる前の撮影タイムや途中の撮影タイムは避ける事はできませんが、余韻を感じたかったので終演後のダンスタイムは参加しないで退出しました。

    夕には透明感のある女優さんを使ってほしかったです。夕の妹三上波役の神崎れなさんが素敵でした。

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    2014/07/10 11:21

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