ダンディ•ホット•ステージ 公演情報 LIVES(ライヴズ)「ダンディ•ホット•ステージ」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    ダンディー西とザ・ダンディージャックスが解散!?
    LIVESの良さは、「おかしくも哀しい」ところにある。哀愁のあるコメディ。
    いろいろなことに揉まれながらも、精一杯生きているおじさんたちを、温かい視線で描く。

    ネタバレBOX

    「ダンディー西とザ・ダンディージャックス」は、星屑の会の『星屑の町シリーズ』に登場する「山田修とハローナイツ」と双璧をなす、舞台内、ムード歌謡グループ。

    卑怯な(笑)ほどのフライヤーの写真どおりな、人情喜劇が繰り広げられる。

    今回は、25年売れないムード歌謡グループのダンディー西とザ・ダンディージャックスが、仕事が減って限界なので、引退することを決意する。
    それを知ったテレビ局の若いディレクターが自分のドキュメンタリー番組の素材としていいのではと思い、密着取材をする。
    ザ・ダンディージャックスと共演した若い地下アイドルグループとの対比を交えつつ、ストーリーは展開していくのだが、テレビが取り上げてくれたことで、仕事が来るのではないかと思うザ・ダンディージャックスは、引退を撤回しようと思うのだが、そうなると引退を取材するテレビ局は取材をやめることになるので本音は言えない。
    というストーリー。

    何度か再演している『ROPPONGI NIGHTS』で歌い続けてきた歌に新曲も加えて、劇中歌は多い。
    どれも、いかにもムード歌謡っぽく、それだけでもにんまりしてしまう。

    ベタな笑いも多いのだが、それをきちんと丁寧に見せ、確実に笑いを取っていく姿はさすがだ。
    ほろっとさせるシーンもあるのだが、それもかなりベタなのだが、そう言うことも気にならない。
    若いディレクターが長台詞で説明するのは少々野暮ったいとは思うのだが、それもいいと思えてしまうのがLIVESだ。

    まあ、強いて言えば、地下アイドルグループのエピソードとシーンは、メンバーが5、6人もいるので、もっと絞ったほうがいいとは思ったのだが……。

    地下アイドルグループは解散してしまうのだが、再度挑戦し直し、引退宣言したダンディージャックスも引退せずに続けることになる。
    劇中、途中でテレビ局のプロデューサーが言ってしまうのだが、「どっちもアリ」だと思うというのがテーマであり、観客へのメッセージだろう。

    「続けていけよ」ということなのだ。

    ……ダンディー西とザ・ダンディージャックスのCDRはもちろん買っている。

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    2014/07/06 20:14

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