満足度★★★★
古さを感じさせない再演
2005年版と比べると、舞台装置はほぼ似た感じで再現、
音楽は同じものを使用(多分)、衣装は本家とそんなに遜色なかったと思う。
演出は異なるところもあるけど大筋同じ流れ…。
本家がアドリブにも似た役者それぞれの個人プレイで楽しませてくれるなら、Tempaの場合は、それプラス役者たちのチームプレイで楽しませてくれた感じ。
最近、久々に2005年版のDVDを観たときの古さは、Tempaには感じなかったなぁ。
普通に観ていて楽しかったし、芝居に興味がある若い子が観たら、 必ず舞台をやりたくなると思う。
ただ、この演目
もともとが小劇場、ミュージカル、テレビ、歌手と…
異なるバックボーンですでに活躍している役者達の大人な学芸会的な舞台とするなら、
今回出演している役者さんの過去作品を知ってる私が、
”あの役をやってた人があんなことやってる!こんなことやってる!”
的な楽しみ方を、ほかの観客さんは出来なかったのかなぁ…
とふと思ったりする。
あと、ほんの短時間だけど、音声で少し雑音が入ったのが気になったぁ。
この手の別の世界へ連れて行ってくれる芝居の場合、
その雑音の瞬間、現実に引き戻されちゃうことがあるからなぁ…。
それぐらいかなぁ。
2日で終わらすのには、ほんと勿体ない舞台でした。