やはり劇チョコは好きだ
2時間15分弱。休憩なし。
しかし、そんな長丁場にも関わらず、一度も時計を確認しなかった程、観入った。
「統一か死か(通称黒手組)」「青年ボスニア」「ロシア」それぞれの立場、思想、思惑、考え方、生き方を丁寧に描き、それぞれが主役とも言える程に表現され、だからこそそれぞれに感情移入できる。
ドアの閉め方開け方一つとっても、その人物の状況が伝わる。
それぞれの思惑が乱れ入る、事の全貌が明らかになって思い返すと「あれはそういうことだったのか」と腑に落ちる。
「大人になりたかったんだ」「もうたくさんだ」「届いたぞ!」印象に残る言葉は沢山ある。
第一次世界対戦の勃発を、劇チョコがこのように描くなら、太平洋戦争の勃発を描いた作品も是非観てみたい。
そんな題材を扱ったら、このご時世何て言われるか分かったもんではないけれど。