キンギョの人々vol.3「穴の宇宙」 公演情報 突劇金魚「キンギョの人々vol.3「穴の宇宙」」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    面白かった!
    キンギョの人々シリーズを、初めて観劇。本公演が「世界観に浸る」感覚だとすると、こちらは「劇団員の人たちの面白さに触れる」感じ。まさに「キンギョの人々」だと思った。

    『ヨシ子の罰』は、サリングさんが久々の出演。設定はシンプルで、ショートショートのような内容。演出・山田さんと俳優・サリングさんという組合せが、いつもの金魚と違う雰囲気を作っていた。公演を重ねると、さらに女優2人の化学反応が進みそうで、ロングランの後半にもう一回見てみたい気がする。

    『俳優のナゾ』は、作・演出の片桐さんワールド全開。ここまで言葉にしちゃうのか!という内容で、本公演の裏話のような面白さがあった。好き嫌いは分かれる作品かもしれないけれど、山田さんの魅力(イケメン&コミカル&変態!)が存分に出ているので、それだけでも一見の価値あり。

    『穴の宇宙-朱色-』では、倉本さんが久々の出演。ストーリーで楽しめる内容で、本公演に一番近かった。倉本さんを軸に希望を感じやすい展開で、なんだか励ましてもらった気分。サリングさんが軸になる-黄色-だと、もう少し毒のある雰囲気になりそうで、そちらも観てみたいと思った。

    会場は、前評判に違わず良い雰囲気。役者さんが近いのも良い。
    劇団員の方々の魅力と、サリングさんが書く登場人物の魅力。「キンギョの人々」の魅力が詰まった短編集なので、金魚好きの自分としては、オススメの公演です。

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    2014/06/01 23:44

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