満足度★★★★★
無題1122(14-161)
14:00の回(晴、夏)。会場は地階のほうで13:35受付(チケットレス)、開場。
手前が客席。
こちらは初めて。
芝村さんは6作目。新田さん、(制作)鉄炮塚さんは先月の「夢の泉と泥寧」、西村さん「ラフレシア」、原田さん、中島さん「ゲンゴロウ」、綾門さんは出演者ではありませんが「キメラガール アンセム/120日間将棋」、トークゲストとしてお名前があった「道成寺(2014/3@青の奇蹟)」のときは同じ日芸の中込さん(鮭スペアレ)のほうに行ってしまいました、すみません。
床は白と黒のパネルが交互に、天井にはA4(たぶん)のガラス窓のような枠、割れたガラス片(石を投げつけられたからか)、電球。短いパターンの電子音楽が繰り返され、14:03前説(65分、映像シーンで目に刺激あり)、14:06ノイズが大きくなり開演~15:11終演。
男1+女3兄弟姉妹、姉と弟...。会話よりモノローグの方が多く、物語というよりはこの世代が生きてゆくことについて語っているように思えます。
所々心情的に理解できないところがあるのは世代が違うからだと思うので、あまり気にはせず、それは作家が「今」感じていて、示したいことなのだろうと意識しながら観ていました。
家族であることの鬱陶しさ、「男」の欲望と弱さ...なぜ男はこのように思慮のな
い生き物で、頼りないのだろう。
できればもう一回観たいなと..※行くことにしました(6/1)。
追記:4年前、横浜黄金町の「ジャック&ベティ」で小野さやか監督作品「アヒルの子」を観た(すでに「ポレポレ東中野」で観ていて2回目)後、懇親会に行きました。そこで出た話題の一つが「生き難くくありませんか?」。
世代が違う10人ほどが思い思いに語るなか、私自身はいい加減な性格であり、いつも「なんとかなるだろう」で済ませてきたのでその後も「これからもなんとかなるだろう」と過ごしてきました。
本作を観てモヤモヤっと感じたのは「生き難いの?」ということだったようです。
特定の個人、不特定の個人、身近にいる個人、を抹消しようという強い動機、白(したしみ)が容易に黒(憎しみ)に変わるのが「今」だというのなら。どうやって行きてゆけばいいのか…関係を絶つ(断つ)…?