満足度★★★★
劇団オートバイ「Flower Girl」観ました
こちら、残念ながら今回が最終公演とのこと。
市民ギャラリー展示室での公演。(これまでにも、体現帝国や孤独部など身体表現を重視した公演が、展覧会とコラボ)
ギャラリーの広く白い空間に組まれた、座標軸のような美術の中を漂う魂のイメージ。
前回公演での、カメラの中のようなブラックボックスとは正反対。
放たれる身体や声が、中央で交錯。時には折り重なるように。
6人の役者によって時空を越え再構成される、男女二人の意識・記憶の断片と向き合う。
クセックACT等とはまた違うコロスのあり方が、はかなく美しい。
劇場ではないため、声の反響は台詞を聞き取りづらいけれど、題材的には演出効果として許容できる。
劇団としては最後だけど、メンバーの活動にこれからも期待。
ホワイトキューブなギャラリーでの公演、今後も何かの団体で観たいなあ。かなり手ごわいけど、やりがいがありそう。