満足度★★
怖いけど怖くない
「三ツ目の男」「ロバの耳の男」「年をとらない老婆」など
一見、童話風なキャラクタ設定ですが、すべては
近未来に起こる、放射能被害という現実を舞台にした
ちょっと恐ろしい物語。
それを明らかにするために90分付き合ってきたの?と
気付くといろんな無駄が見えてしまい残念に感じました。
異常と正常、立場によって多面性を持つのはそうだけど
登場人物の誰かに視点を固定して話の流れを作った方が
分かりやすかった気がします。
野犬少女、柳さんのお芝居はとても素晴らしかったけど
その異常とこの異常はちょっと違うんじゃないか?とか
ブログが炎上って話題「それ、必要?」みたいなところとか、
大きく扱う割には伏線でない部分が多いと疲れます。
しかしフライヤーのイメージと全く違う作品だったー