舞台版天誅 公演情報 ACRAFT「舞台版天誅」の観てきた!クチコミとコメント

  • 忍びは久保田イズムだ

    久保田 脚本は、スピーディなシナリオとファンタジックな娯楽性が話題沸騰である。

    世界中で遊ばれるコンピュータ・ゲーム『天誅』を舞台化した本作。さすが肉体派アイドル・森 歩が主演なだけあり、そのメインはアクロバットだった。


    久保田氏が代表を務める『企画演劇集団ボクラ団義』は DM(ダイレクト・メール)にPR・DVDを 付ける映像制作力がある。(現在休止)

    『天誅』も 原型はコンピュータ・グラフィックだから、「久保田イズム」は発揮されやすいタイプだったのだろう。


    いわゆる「緑のやつ」こと「ボスキャラ」はグラフィック描写であった。森 歩が殺陣対決をするシーンは、敵役がモニターを視聴し、その身体の動きにマッチングさせるべく苦心したようである。つまり、どういう内訳かというと、別室においてカメラ撮影する合成技術だ。技術協力は神奈川工科大学先進技術研究所にまで及ぶ。

    ネタバレBOX


    一方、『企画演劇集団ボクラ団義』は制作協力という参加ではある。まあ、「久保田イズム」を全面にアピールする公演であることも間違いないわけだが、私は「贔屓目」を感じた。
    「当て書き」の上、沖野 晃司、竹石 悟朗、大神 拓哉を主要キャストに就任させたのだろう。大神は『ボクラ団義』でも必ず「三枚目」だし、沖野は 毎回の「黒幕」である。

    鉄塔の要所要所を自前メンバーで固めてしまった結果、あろうことか主演・森 歩すら電飾役となっているこの現象。殺陣といい、側転といい、ジャンピングといい、森はハイ・パフォーマンスであった。しかし、彼の人間ドラマの部分が「あやふや」に なった感が強い。

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    2014/05/09 00:29

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