海猫街・改訂版 公演情報 劇団桟敷童子「海猫街・改訂版」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    観始めて間もなくワクワク
    日露戦争後に国の繁栄(という大義名分で自らの利益を得ようとする輩)の犠牲となる庶民を描いており、「芝居芝居した芝居」を観たという充実感に満たされる。
    そもそも観始めて間もなく「あー、これこれ!」とワクワクしてしまうくらいで。
    通奏低音の如く悲劇性・哀しさがありつつ、ユーモアも交えた語り口は流暢で、様式美的なものやケレン味もあり鮮やか。
    で、ふとここも含めてアングラ系の芝居は「現代歌舞伎」ではないか?などと思う。
    さらに、沙翁作品が「きらびやかな悲劇」なのに対してこちらは「土着的悲劇」か?とも思ったり。
    いやぁ、面白かった♪

    ネタバレBOX

    初演時には感じなかったが今回は終盤でそれまでの生活の基盤であった土地を離れてもたくましく生きて行こうとする人々に小松左京の「日本沈没」を、また約束だからと1人待ち続けるイサナに夏目漱石の「夢十夜」第一夜を想起。

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    2014/04/24 14:05

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