満足度★★★
篠井英介さんが女形の役で好演。田中麗奈さんも活発で好演。
江戸時代、『東海道中膝栗毛』の作者・十返舎一九
の娘、18歳の舞が主人公。
玉の輿を夢見るも、いつも父親に縁談を邪魔される。
そして、舞の周りは、奇人変人ばかり。
今日も、十返舎一九が見知らぬ男を連れ込んで
舞を嫁にやると大騒動だ。
久しぶりの明治座。年齢層は高め中心なので、
明るく楽しく、でも泣ける、わかりやすくて
誰もが楽しめることが必須。
その明治座に初時代劇で挑戦した田村孝裕さんが脚本。
そして篠井英介さん出演なので観劇を決定。
初座長・初明治座の田中麗奈さんが、
いつになく明るく活発な江戸娘役で好演。
丸みを帯びてきた?顔と芸風が、母親役の
熊谷真美さんそっくりでびっくり。
現代の女形、篠井英介さんは、女性役ではなくて
江戸時代の女形で踊りの師匠の役で出演。
踊りも披露され、さすがの貫録、安心して観れますね。
チャンバラ無しでも笑って泣ける楽しめるお芝居でした。