空ヲ刻ム者 ―若き仏師の物語― 公演情報 松竹「空ヲ刻ム者 ―若き仏師の物語―」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    よかった。
    最初のうちは 福士誠治くんや佐々木蔵之介さんが「歌舞伎してる」ってのが興味深く、浅野和之さんのとぼけた説明オババぶりに、どっちかというと、いのうえ歌舞伎みたい(注・新感線ぽいというのではなく歌舞伎っぽくないという意味)と笑って見ていましたが、だんだんいつもの歌舞伎マジックにかかって、猿之助のくわ~って(笑ってんだか怒ってんだかわからない顔で絞りだすアレ)台詞にグッと来て、最後には大拍手。

    歌舞伎らしい荒唐無稽さに、今時の音楽(あからさまにテープっぽいのが、ちとチープ)とド派手な舞台装置(特に三幕ね)を楽しみました。いかにもスーパー歌舞伎。
    「さらばーさらばー」が猿翁若かりし頃っぽかった。

    ネタバレBOX

    感じ入ったのが「仏像とは鏡。仏性を信じる人の姿」(うろ覚え)という台詞。
    そうそう、仏性を信じる人にだけ仏性が見えるのです。
    と、断言する私は、かなりの神社仏閣好きです。はい。

    ふと思ったのですが、お芝居も鏡ですね。
    こりっちでの感想、同じ芝居を見ても感じるものが違うなーと。
    あ、この演目じゃなくって、他の芝居で。
    私がつまらないと思った芝居で感動する人がいて、私が笑った芝居で哲学的な思いにふける人がいて。見る人によって見えているものが違う。
    余談でした。

    さて、この日は、ふってわいた澤瀉屋俳優祭。楽しかったです。
    芝居の感想ではないので、ブログのほうにレポかいてみました。

    http://ameblo.jp/imacoco2010/entry-11808855096.html

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    2014/03/30 20:50

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