満足度★★★★★
現代的なブレヒト芝居創立60周年にふさわしい名作の上演だった。1929年のアメリカシカゴを舞台としていながら、そのストーリーは今に通じるものがある。なにより主人公の好演が光る。救世軍の時と、そこを追い出されてから後との落差を見事に演じきられていた。ブレヒト的な「ただでは終わらない」最後の主人公の心を射抜くような台詞も良かった。演出は見る者によって感じ方が異なるだろうと思うが、電光掲示や映像は余計な感じがした。1920年代のシカゴの雰囲気ではないからだ。
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2014/03/23 19:45
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