満足度★★★★
単館レイト上映の映画に通ずる味わい
オーバーアクト気味な一人芝居に始まりリーディング(「朗読」ではない)に転じ、冒頭と対になる一人芝居で締め括る独特なスタイルで語る夏生まれの女子高生が17歳になる夏休みの直前から休み明けまでに体験する出逢いと別れ。
内容的にはPFF応募作品あるいは往年のBOX東中野(現・ポレポレ東中野)でレイト上映されていた映画のような味わいがどこか懐かしく、また、夏の陽射しや屋上から見える景色が脳内に浮かぶ。
また、冒頭とラストの一人芝居パートに何度か同じフレーズが出てきて「大事なことだから繰り返すのかな?(笑)」と思っているとすぐ後が違うという手口で、これも面白い。
なお、「いつ」が公演期間外なのは追加公演で観たから。