満足度★★★★
コトリ会議「こりす池のともぞう」観ました
名古屋でもミソゲキ等でおなじみのコトリ会議、やっと本公演を観れました。会場で、名古屋・オレンヂスタ主宰とバッタリw
(仙台の知り合いは、大雪で飛行機が欠航、こちらに来られず…)
ナレーションや兼役など、舞台の約束事を逆手に取って、軽快に切れ味よく展開を運ぶ楽しい演出。
大規模かつシンプルな舞台上を運動会のように駆け回る役者が、その勢いを体内に持ちながら会話劇へ即移行。そしてまたドタバタと動き回り、絵本のような様々な絵を作る。
激しい運動量で、バカバカしい事を真剣に。ぶれないあり方、演技。
いちおう時代劇だけど、ちょっとSF的設定が難しい?敵方の目的がよく分からなかった…
ただ、この世界で何を描きたいのかはっきりしているので、それほど気にはならず。
優しさと笑いと悲しみと愛。
人によって異なるいのちの重み、死生観。
ともぞうさんがつばめさんと二人で選んだあのラストを、大人にも子供にも、大切に受け止めてほしい。
終演後お話した出演者の室屋さんは、「ふだんのコトリ会議とは違う舞台でした」と言ってたけれど、これまでに接した脚本・山本さんの作品(仙台・若伊達プロジェクト、大阪・インディペンデント)と共通した、柔らかい肌触りを感じました。