満足度★★★★
2014年の初泣き
カレと同居している主人公の「あの時」と「今」。
それを対比…というより併行的に見せるシカケによりかなり残酷な印象。
がしかしそれがクライマックスで実に効果的で「今年の初泣き」を奪われる。
偏見も含めた個人的な価値観、好みなどから言えば「1本の芝居としてのまとまり(あるいは「完成度」?)」は前年の『今、出来る、精一杯。』に軍配を上げるが、本作は装置も含めた見せ方と構成がそれを補って余りある、的な。
それにしてもダメ男の描き方、容赦ないなぁ(笑)。
が、その一方で、ある行動の理由(?)をきっちり解析して(本人の口から)説明させているのがまたスゴい…ってかお見事!