騒音と闇 公演情報 革命アイドル暴走ちゃん「騒音と闇」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    これを待っていた!
    不運にも、記録的な大雪に見舞われながらも、国内暴走デビュー戦、すごく良かった。一昨年の年末に解散してから1年間。ヨーロッパツアーの写真や映像見ながら待ってた甲斐があったなぁと思った。やっぱりこのパフォーマンスは唯一無二だし、この楽しいことが全部詰め込まれた情報過剰な体感型の観劇を、もっともっと見たかったから本当に嬉しいです。前だけ見て復活してくれてありがとう。何を書いてもネタバレになりそうなので、詳しくはネタバレBOXで。

    ネタバレBOX

    2月14日、16時の回。コリッチのチケットプレゼントのおかげで初日にも観に来れた。相鉄本田劇場は初めてだったけど、館内は暖かくて一安心。大大大大大卒業式の年末の王子小劇場は極寒で、パフォーマーの皆さんすごく大変そうだなぁと思ったので、良かった。自分がTwitterでつぶやいたツイートも舞台上のスクリーンに映像で流れて、テンションMAX!!

    3列目下手よりのパイプ椅子に着席。観客は何か若い人が多いなという印象だった。パフォーマーの方達も若返ってるからか?隣の客席の女性が裸足で寒そうだったので、使い捨てのスリッパあげるのを口実に話しかけてみたら、大学生で先輩が出てるから観にきた、バナナ学園の存在は知らなかったと言っていた。そーかー、本当に新生して、再出発なんだなと思った。この回、外国の女性の方出てたけどアマンダさん?映像出演だと聞いていたからラッキーだったのかも。でも、パフォーマンスに圧倒されて判別つかなかった。でも外国の女性の方、いた。そしてすごくパワフルで良かった。クリスさんといい、外国の方が出てると、カオスな世界観が増して、パワフルで良いなぁ。聖火リレーと書初めで始まるオープニング、インパクトでかい!

    オープニングのカウントダウン中のおじょーが、僕の目を見て、僕に向かって右手の親指を立てて、満面の笑顔で「いいね」のポーズをした………気がした。多分、気のせいだけども。でも、その勘違いさせてくれる喜びが多分、おはぎライブの醍醐味なんだろーなと思う。「大運動会」が僕が初めてバナナ学園に出会った機会だけれど、その時の当パンに黒田育世さんのコメントが掲載されていて、その言葉に今もグッときている。観客の一人一人にパフォーマーは全力で手を差し伸べてくれる、つながろうとしてくれる。その行為一つ一つが、何だか自分が承認されている気がする、自分の生きている世界が肯定されている気がする、というと大袈裟だろうか。でも、そんな大げさな事を考えてしまうくらいエネルギッシュで喜びに満ちている。だから、おじょーの「いいね」のあの仕草で、もう今日は頑張って大雪の中来た甲斐があったなと思わせてくれた。

    進撃の巨人から、あまちゃんから、流行は全部取り入れられていて。アイドルソングから、アニメまで。てか、本当に何もかも。バーゲンもヤンキーも学ランも竜もパンスト相撲も、全部。ギターやバイオリンにもびっくりしたけれど、まさかバイクまで出てくるとは思わなかった!そんなに大きくない劇場で、大掛かりな演出が出来るのは、黒幕に徹している演出助手の力だなぁ。圧倒されていたらあっと言う間に、本当に一瞬の様な感じで終演していて、気が付いたら舞台上に観客の皆さんといた。帰りにチョコもらって、良い観劇になった。

    2月15日16時の回。5列目、上手寄り。もともとチケットを取っていて、整理番号12とかなり早い番号だったのだけれど。あいにく、天気で大幅に電車が遅れ開演時間ギリギリに劇場に到着。どうやら、大雪のせいでキャンセルも多いらしい。仕方ないとはいえ、これを観れないなんて勿体ない。勿体なすぎる!!言われてみると、客席はかなり間引かれていて、かなり寂しい位のゆったりスペース。それでも、パフォーマーの方々の熱量は変わらない。バナナ学園時代の観劇経験だと、ずぶ濡れの食材食べさせられたり、客席に本当に役者がダイブして来たり、集中してステージを見ている暇なんか無かったし、個人的にはそれも含めて楽しかった。でも、今回、新生デビューするにあたってかなり配慮がされてるなと思った。観客を巻き込む事にも、水やお菓子や衣装が降ってくる事にも再三の注意がされるし、パフォーマーの絡みも少ない。何より、少し後ろの席に座ると濡れる事も少ないし、ステージ上の流れはわかりやすいくらいわかる。そして、全体の流れが非常に統制されているのがよくわかる。前は視界に入りきらない位だったのが、視野に入りきる感じ。少し寂しい気もするけど、でも、デビュー戦で細心の注意を払ってるのがわかるから、見届けたいなと思った。

    パフォーマンスの終盤。ももくろの「労働賛歌」に合わせて、ゲバ棒持った、スク水姿の男女が踊る辺りからの、戦争や学生運動をアイコン化した、全部をサブカルとして収斂して、大事な事は自分の大事な人と生きる事を表現する所は、繰り返し表現されているけれど、見る度にグッとくる。そして、アンコール前のラストシーンで、全員の大熱唱の中で、今回の新生スタートについて、まさみさんがプラカード掲げながら訴えているシーンで込み上げてしまった。「あなたへ」「ありがとう」。いつだって、バナナ学園時代から一貫してパフォーマーは皆、全力で最高に情報過多なエンタメを提供する事しか、観客の一人一人とつながることしか考えてなかったはずだ。それが色々あって、今回の新生スタートになった訳で。その前向きな再出発のメッセージが、うれしくて、ここまで準備してきた皆さんの想いに心動かされて、気が付いたら泣いていた。

    その後のアンコール、楽しかった。ただただ楽しかった。そして、10月のアゴラも絶対行くし、もっともっと深化して欲しい。終演後、出入り口からパフォーマーの方々は見えなくなるまで、ずっと手を振っていて、その手は観客一人一人に振っているし、僕のために振っているんだなと思うと、また次のステージを見るまで、僕も頑張らないといけないなと思わせてくれる、最高のステージでした。暴走ちゃんLOVE!!!

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    2014/02/16 22:21

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