満足度★★★★★
久々に、良きもの見たなーって感じでした。
宮沢賢治の色んな作品がモチーフとなって出てくるのですが、それぞれの作品が見事につながっていて、一つの新しい世界観が広がっています。
笑いあり、涙あり、と聞いていたけど、本当にその通りだった!!!!
前半は笑いっぱなし、
後半は泣きっぱなし!
本当に心が動き、潤いました。
全体を通して、宮沢賢治スピリットが脈々と流れています。
劇を見終わってから、思わず書店で宮沢賢治の詩集と絵本を買ってしまったほど。
それくらい、余韻に浸りたかったんです。久々に、良きものを見たなーって感じでした。
テレビに映る犯罪者だって、非行少年だって、誰にでも、綺麗な心のままの赤ん坊の頃があった。
いつから、人を平気で傷つけたり、嘘をついたり、騙したりするようになってしまうんだろう。
誰が、何が、そうさせてしまったんだろう。
そんなことを考えさせられる作品で、強く熱く、訴えかけるメッセージが込められているのを感じました。
役者さんの中には、ほぼ素人の方もいらっしゃったそうですが、
それを感じさせないほどでした。ご本人たちの努力もさることながら、
役者さんの個性がそれぞれの役柄にハマっていて、自然な形で現れていたのでしょう。
これからの劇団の成長がますます楽しみです。
今回はプレビュー公演でしたが、5月には本公演も控えているそうです!
ぜひ家族や大切な人と足を運んでみていただきたい作品です。