満足度★★★★
ほっこりあったかホームドラマコメディ
そこに集う住人は、家族ではない、赤の他人同士。
しかしまぎれもなく家族でした。
そんな一癖も二癖もある人々が織りなす、ドタバタホームドラマ。
その年毎の様々な春夏秋冬の季節、5年の月日が描かれていて。
その流れる時間、変わりゆくもの、変わらないものが、またなんともいえずせつない。
だいたい西暦2000年前後が舞台の時代設定だったのですが、その当時流行っていた歌が、各季節の最初に流れて。
自分のその時代を思い出したりもしつつ、「懐かしい」という感情が効果的に喚起されました。
カーテンコールの挨拶で、大阪と東京の笑いの違いを意識した、とおっしゃっておられまして。
その辺り、どう変化させたのか気になりつつ。
ツボ突かれるツッコミ満載で、とても面白かったです。
20周年か~長いですね。
わたしが6番シードさんを観始めたのは、わたしの浅い観劇歴に見合ったごく最近、ここ数年のことですが。
畳みかけるようなサスペンスコメディや、胸を突くシリアスストーリーなど、色々な作品があった中。
20周年記念の作品が、こういう各劇団員さんをじっくり堪能できる、そしてぬくもりのある幸せな舞台になったのは、なんだかしみじみ良かったなぁと。
そして大阪来てくださって良かったなぁ、観られてよかったなぁと思います。