満足度★★★★
無題962(14-001)
19:30の回(晴)。18:46会場着、受付。19:03開場、此処は2回目(前回、日本女子大の学生さんが客演する作品)で受付後、座って待つよう案内あり。受付の際もそうですが、終演後も外で対応しているスタッフのみなさんの対応はとてもよかったです。
席に着くと「レジュメ」を渡され、見回すと、グレーの舞台...床、奥に設置された家具類、ベンチ、どこでもドア(?)、アナログプレーヤー、椅子、箒・モップ・デッキブラシ、霧吹き、ノート...、正面の大きい円をくり抜いたもの。その外側は会場そのもので黒...
中央にホワイトボードがあり、手前のプロジェクターが「なぜドン・ホセはカルメンを殺してしまったのか」慶応大学総合政策学部(サイトをみると「総合政策学部は、21世紀の世界の問題を発見し、問題を解決して社会を先導する『問題解決のプロフェッショナル』を育成します、と)3年 松本咲、とあります。
開演前から役者さんたちは舞台に、19:25前説、19:30プレゼンに入るということで開演~21:01終演、その後アフターイベント。
松本さん開始の挨拶、堀口研究会(?)のプロジェクトメンバー、演りつつ動機を探る、6人メンバー紹介、誘拐され廃ホテルに連れられ、カルメンを殺すに至った話を聞くことになった松本さん...どうする。
2年前の「ミュージカル地獄八景亡者戯(片倉さん、曽原さん、中川さん、松本さん)」とはガラッと変わった内容でした。
プレゼンという('客観的な)形式が終盤崩れ、個々の感情(身に着けているものを手渡す行為によって?)が表に現れたのかやや唐突感を感じました。
どこまでが大きな枠組みで、どこからが役者に任せられた部分なのか、1回だけではつかみきれず...永遠の謎。
叶わぬ想い(あるいは一方的な感情、はたまた根本的な思い違い)に突き動かされ殺してしまう...のは今でも起きていているので、研究発表として関連づけることができたのではないかと思いました。