満足度★★★★★
作家の中に神がこんなminimumな関係性でも、真実なんて実は無い。事実は一つでも、視点を変えれば全く別の存在がそこに。身近な問題ほど一方的な観念にとらわれがちなのに、家族をここまで突き放して冷徹に描くのは、作家の中に神の視点があるとしか言いようがない。突き放した先で唐突に始まるカラオケが理由もなく泣ける。そして、理由が分かってまた泣ける。そういう演劇的構造の妙も、この芝居のスゴさのひとつ。
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2008/06/22 00:46
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