大怪獣サヨナラ 公演情報 The end of company ジエン社「大怪獣サヨナラ」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    脚本に消化不良感
    俳優はイイ。パッと見20代前半のようだけれど、なかなかおもむき深いキャラクターがいて、おもむき深い言動があって、わちゃーっといっぱい(14人?)いるけど個性が消えてなくて、俳優がイイのか、演出がイイのかわからんけど、とにかく個々の人物像にはかなり興味深い方が大勢。ドレッドの教師の人とか、保健室の先生とか、挙動不審な女の子(姉?)とか、自称カメラマンの立ち居振舞いとか。

    ネタバレBOX

    が、脚本に消化不良感。言葉の使い方や単語の選び方を聴く限り、きちんと演劇の作法がわかった上で個性的な冒険をしようとしているように思えるのだが、そのこだわりがどこにあったのか、今一つ伝わって来ず。旧世代的な起承転結のお話を書こうとしているわけでも、不条理的な群像劇を書こうとしているわけでもないんだろうけれど、ではその答えは? それがストレートに伝わって来れば、と思いました。

    が、野心的な作風で、箸にも棒にもかからないウェルメイドをやられるよりは断然観客としては嬉しい。いいプロデュース力と野心を持っているようなので、今後化ける可能性はあると思う。

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    2008/06/21 02:16

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