クラッシュ・ワルツ 公演情報 刈馬演劇設計社「クラッシュ・ワルツ」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    刈馬演劇設計社「クラッシュ・ワルツ」観ました
     五月の初演を観て、それまでの刈馬さんとの作風との違いに衝撃を受けました。
     今回、ほぼ半年でのスピード再演。キャストも全員初演と同じ。
     はたして集客は…と思いきや、早くから完売御礼の連続。すごいや。



     すでに話を知っているので、美術のそこかしこに強い意味を感じる。
     運命の交差点。絶やされぬ贖罪。逃げられない檻。


     初演よりそれぞれのキャラのエッジが立ち、人格ギリギリでの人生すらかけたやりとりを際立たせる。

     背中合わせのエゴと他者愛。
     罪悪感が生む、被虐・加虐への依存。
     目に見える死と、次に向かう生の誕生。

     そして、カッターナイフのように鋭くも壊れそうな、全てを許す聖母の姿が浮かぶ。
     (↑じつは初演では、「滲み出てくる狂気」「凄かった。壊れ具合が」「あの笑顔は正気の沙汰じゃない」「怖かった」との評判がww 長嶋さあ~ん。。。)



     単純な再演ではない、繊細な演出と演技の作り込みによる、物語の再生。
     改めて、緻密な構造や伏線に唸る。



     ※なお、刈馬カオスさんは、公演中にこの戯曲で、日本劇作家協会・新人戯曲賞を受賞されました!

     ネタバレBOXには、ツイッターでの刈馬さんからの速報を受けて、一時間後にこりっちへ聞き込んだ記事を再録しました。
     ほんま、すごいイベント性でしたわ…

    ネタバレBOX

    【刈馬カオスさん、「クラッシュ・ワルツ」劇作家協会新人戯曲賞おめでとうございます!】


     五月の初演から半年ほどでの再演、その最中に審査日が入るという計算してない奇跡。

     本日、12/15(日)18:00の回を観て来ました(刈馬さんは審査を受けるため東京へ)
     終演後は出演者全員で刈馬さんの居ぬ間にアフタートーク(笑)、あわよくばトーク中に結果報告を…とはいかず、20:00頃終了。

     そして、21:00過ぎにツイッターで、受賞報告が!
     おめでとうございます!


     ということで、まずは取り急ぎ報告まで。
     感想は後日、編集して書きます。

     なお公演は明日、12/16(月)まで。すでに満席(スゴイ)
     刈馬さん、どんな顔で帰ってくるかなあ(笑)
     

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    2013/12/15 22:45

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