満足度★★★★★
短距離男道ミサイル「裸のリア王」観ました
仙台・大阪・名古屋・新潟を駆け抜けた、伝説の半裸の男の群れ!
それが、短・距・離・男・道・ミ・サ・イ・ル!
短編を繰り出してきた彼らが、ついにフルサイズ作品で全国公演を成し遂げました。
私は名古屋で観劇。
なお、リア王については、数年前に富山・利賀村でSCOT・四ヶ国語「リア王」、今年9月には東京で柿喰う客・女体シェイクスピア「失禁リア王」を観劇。四ヶ国語に、失禁に、裸。。。(´Д`)
劇場内に入ると、客席と併設して物販&ミサイルの軌跡紹介コーナー。初心者にも親切。
前設を真面目に運びつつ、いつしかハルク・ホーガンのモノマネコーナーにw
場内整理や物販をしていた男達が舞台に続々集結、いさぎよく脱衣!無意味なエグザイル!!
そして、終わってみればあっという間の二時間。
初めての「リア王」観劇でも、充分伝わるであろう、真っ当なリア王に。
(まあ、真っ当じゃない描写盛り沢山だけど)
実力ある役者陣がさらけ出すサービス精神で、男の裸と笑いだらけ。
はまり役のケントやエドモンドも含め、全員でたわけた事を全力で(しかも緻密に)やっている。自由なシーンでのアクシデントとも仲良し。
時折、客席がシンと集中する場面や、山の手事情社を思わせる美しいシーンも。
写真でもいつも感じていたけれど、照明のあて方がいいんだなあ。ブラックボックスの劇場に映える。
少し原作から改変された流れのラストは、もはや荘厳…。
あと少しで、笑い一切抜きでもイケるのでは?
仙台の演劇人が、C.T.T試演会など時間をかけ各地で築いてきたネットワークが開花した、行く先々に多くの味方を持つ、暖かい旅公演でした。
ミサイルが、津でも長久手でもなく、名古屋に来てくれた幸せ。
そして、今週末大阪へ、同じ仙台の劇団・三角フラスコの公演を観に行った際、主宰(女性)やプロデューサー、宣伝美術の方と、ミサイルの話題で華やいだ事も付記しておく。
(ハシゴで観た、突撃金魚の会場がミサイルの大阪公演会場。サリングさんもミサイル観劇)
もはや、ミサイルは共通言語(キリッ)