東海道四谷怪談―通し上演― 公演情報 木ノ下歌舞伎「東海道四谷怪談―通し上演―」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    木ノ下歌舞伎「東海道四ッ谷怪談」第一幕観ました
     「義経千本桜」「黒塚」に続いての木ノ下歌舞伎観劇です。
     千本桜では、幕ごとに演出家が変わる試みが面白かったけれど、今回はおーじが全幕演出。じつは少々不安…6時間耐えられるのか…



     すでに死を予感させる舞台、生々しさと透明感を兼ね持つ背景。
     過剰な意図を感じさせず、観客に何かを考えさえる舞台美術。
     

     世代や身分等、社会でのあり方で違う言語・身体。ちょっとひやひやする役者も(汗)
     金のやりとり、世間のしがらみから生まれる、流動的な力関係のルール。
     事情をかかえた者たちが複雑に絡み合う群像劇。


     時折、錦絵を思わせる舞台上のミザンス(役者の立ち位置)が、遠くの席からだとよく見て取れる(←いい席取れなかった負け惜しみ)



     ただ、正直、物語としては一幕目は少々退屈でした。ラストの見せ場、二人殺しで半寝落ちしてしまいもったいない。。。
     まだ起承転結の「起」、ドラマはこれから。

    (第二幕へ続く)

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    2013/12/05 09:06

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