アイ・アム・アン・エイリアン 公演情報 学習院女子大学 pafe.GWC実行委員会「アイ・アム・アン・エイリアン」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    真面目で真摯
    2012年3月初演以来二度目の観劇。

    議論が真面目で真摯であるだけに、所詮は役所仕事という皮肉さが浮き彫りになりました。

    ネタバレBOX

    内容はほぼ覚えていた通りでした。

    移植を受けるレシピエントが同条件の場合、どちらに移植するかを決定するための市民による審議会が法制化された社会での話。

    Aの斎藤ゆりちゃんとBの相川ゆうきくんが対象でしたが、事前にそれぞれの家族によるプレゼンテーションがあり、ゆりちゃんのお姉ちゃんのプレゼンテーションが特に素晴らしかったようです。オリンピック招致のときの滝クリさんたちのこともあって、原稿の推敲と練習が入念に行われたことが推察されました。

    徐々に真面目で真摯な議論がなされましたが、所詮は厚生労働省が責任を取らないがための審議会であるという皮肉さは認識しなければなりません。そして、ドナーのお姉ちゃんの反対にあって移植が中止され、少子化が一段と進むという役人の嘆きで終わりました。

    ところで、ヤクルト古田選手の名前が出てきて、如何にも昔っぽく、初演は随分古かったのかなと思いましたがなんてことはない2012年、これからも普遍的な話として再演するのであれば古田選手の名前は出さない方が宜しかろうと思いました。

    同じようにガストとかジョナサンなどの固有名詞もちょっと面白いのですが、いつまで存続するかも分からず、これらも止めた方が良いと思います。

    審議委員1番の会社員はスマホに見えましたが役人はガラ系、これらもスマホで統一した方が今、あるいは近未来を表現できるのではないかと思いました。

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    2013/11/26 10:25

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