SOU - 双・相・想 - 公演情報 演劇ユニット ランニング「SOU - 双・相・想 -」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    再演!
    2010年7月に上演された「終末の天気。」、ルデコよりも今回のザムザ阿佐ヶ谷での方がきっと物語の世界観に合うだろうなと思いましたが、その予感は見事に当たりました。天井の高い劇場で、シンプルながらも美しい演出で会話劇にファンタジー色が程よく上乗せされて。明日世界が終わるという事態の中、「日常」の続きを生きる登場人物たちの繊細な思いがごくごく自然に引き出されて実に素晴らしい再演となりました。3年前は今一つ引っ掛かるものがありましたが、今回は心臓の高まりに自然に胸を締め付けられ、最後の主人公の慟哭とともに涙が流れてしまいました。音楽もその使い方も物語に合っていて良かったですし、客席も笑いと涙に包まれていて心温まる時間を過ごせました、感謝。

    ネタバレBOX

    演出の元吉庸泰さん、役を生徒からOBにシフトしての出演の若宮亮くん。私にとって思い入れの深いお二人の芝居の再演を観て、お二人にも私にも確かに3年半という月日が流れたんだな、なんてしみじみ思いました。「続けるのにも諦めるのにも才能が必要」。痛みの走るセリフ。
    飛龍伝は、初演では黒木メイサでしたが、今は中屋敷さんがネタにされてしまうのですね(苦笑)

    「パンジーの乙女達」の方は、面白く拝見させていただいたものの、今一つ死んだ作家の人間性が浮かび上がってこず、妻の思いつめた心情に今一つ共感が出来なかったかな・・・というのも、実は去年同じように死んだ作家を取り巻く女達の物語の舞台を観てまして、脚本に既視感を覚えたせいでそれと比べてしまいまして、、すみません、、

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    2013/11/25 00:01

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