満足度★★★★★
B級遊撃隊「満月ドリル」観ました
じつは、いまだに掴みどころを押さえきれてないB級遊撃隊。
それなのに、毎回観に行っています(個性的な知り合いが出ているというのもあるけどw)。
現実と幻想、現在と過去、生と死、愛憎が交錯する舞台は、海の見えない砂浜にして、地に落ちた月面。
周囲を囲む闇から現れ消える人々は、本当にそこにいるのか。
確かなのは、自分が抱えている過去や怨念。
向き合って、決別や折り合いはできるのか…。
B級テイストが、今まだ観た中ではもっとも分かりやすく伝わった。
ビジュアル的にも物語の構造的にも、円形劇場を使う必然性が非常に高い。
佃流「わが星」の趣さえも。
役者陣も見事。特に、終盤の佃典彦さんと長嶋千恵さんの二人芝居は、ひしひしと締め付けられる思い。
まだ分かりにくいところはあるけれど、それでもB級の今後を決める代表作になる可能性が。
会場をかなり選ぶけど、再演してツアー公演など、名古屋以外の人にもぜひ観てほしい作品でした。
終演後のグッズ販売では、劇中で佃さんの役が大事に持っている大事袋(おおごとぶくろ)を模した小物入れ袋が大好評、初日完売!(売り子の、吉村公佑さんの力w)
最後の一個は、私が買いましたww