僕の偉大なるアイザック・ニュートン 公演情報 feblaboプロデュース「僕の偉大なるアイザック・ニュートン」の観てきた!クチコミとコメント

  • その答えは、5×5じゃない



    アイザック•ニュートンは、科学者、記述家、哲学家、政治家、貨幣局長など、様々な 仕事を持っていたらしい。
    木の枝から落ちた林檎を観察し、「万有引力」という物理学の法則を発見した。人類史に残る偉大な発見は、それを証明させるためのピサの斜塔という偉大な建造物も遺している。

    ニューヨークのことを、別名「ビックアップル」と言う。米国人のみならず、EU、ロシア、アフリカ、中南米、中国、韓国、東南アジア、中東、インド、日本…などから飛んできた人々が住む。この都市を訪れたジャーナリストは必ず「英語が通じない!」と嘆く。「ビックアップル」のことばの由来ではないが、ニューヨークの多民族多人種ぶりは林檎=アップルを世界で最もじっくり観察した偉人•ニュートンの仕事数に等しい。

    「知り合いの知り合いを6人(5人説もある)たどれば、世界中の人とつながる」ことが統計学的に判明している。本作は、コメディタッチと淡いタッチを織り交ぜ紡いだ、「つながりマフラー」だった。登場人物が「はっちゃけて」おり、たとえば無敵人間や電子少女を観ているだけでも、存分に楽しめる。だが、SFのジャンルに収めたくはない。「つながりマフラー」は大型工場で製造された どんな繊維より温かい。

    旅する女性2人の別れから始まって、そして出会いが生まれた。関係性ー「近未来の日本」へ至る入り方が見事である。

    ニュートン好きのサムと3歳年上の美幸の触れ合いが印象的。織り交ぜた糸の「淡い」部分なのだろう。今日もどこかで、人と人が、国と国が、ニュートンの発見した「万有引力」で互いに引き合っている。














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    2013/11/14 00:38

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