恭しき娼婦 公演情報 劇団土下座「恭しき娼婦」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度

    夜の回
    土下座の舞台を観るのは初めて。初めてがラスト公演(プロデュースだけど)

    初にしてラスト土下座。
    参加団体、その数23。
    予約料金、2000円。
    演劇大好き演出家の集まり。
    満員気味の客席。
    「面白い演劇」を作るためだけに集中した公演、というパンフの謳い文句。

    どきどきわくわく…。

    ネタバレBOX

    開始3分ほどで、もう疲れてきた。びっくりした。主役が一本調子のキンキン声で抑揚がなく、感情が見えない。上院議員役も抑揚がなく、演説がうまいという設定に説得力がない。警察官役には威厳がない。
    中央の席で、本当に後悔した。満員だから身動きとれなかった。うーん。

    出演のシフトを見たところ、どうも主役はこの回のみ参加のようだ。他の役でも出ない(他に女役がないから当然か)。本番に一回しか出ないということは、それだけ練習量も少ないのだろうなぁ。たった一回の本番のために生活切ってまで臨みたくないもの。演技そのものは、まあ、置いといて、練習次第でどうとでもなる部分が全く駄目だった。ネクタイのとこひどかったなぁ…。
    途中から全部コントに見えてきて、そうしたら面白くなってきた。多分それが隠れた狙いなんじゃないかな、とか。とにかく、土下座については他の公演を観ていないので、本当にそういうクスクスなテイストなのか、ちょっと判断しかねた。

    確かにこの回は外れだった気がするけれど、そもそも根本的に外れの公演かと思った。船頭多くして船山に登る、どころか、座ってくっちゃべってるような状態。照明とかタイミングとかに気をとられて、演者への演出が追いついていないのだと思う。
    それに、こんなに「演出家」と連呼してるんだから、演者は手を抜くだろうなぁ。裏を返せば、「役者じゃないんだから仕方ないでしょ」と言っているようなものだから。

    アンケートの感想欄が一行しかなくて、紙の下半分がオススメのラーメン屋について語れという項目だったので、まぁ多分、作品へのフィードバックは重要じゃないんだろうなぁ。最後だし。

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    2008/06/07 13:58

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