ステージ 公演情報 劇団K助「ステージ」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    ストライクゾーンほぼ真ん中
    死を迎えた者にその生前の「分岐点」をステージとして見せる劇団の演出家(と演出助手)が主人公に見せる3つの分岐点…というストーリー、「予期せず逝った者が遺した想い」をテーマにした作品が好きな身としてストライクゾーンほぼ真ん中。
    さらに『ワンダフル・ライフ』、「クリスマス・キャロル」、「カラフル」などの要素も取り入れつつ独自の物語を繰り広げており、これらの作品も好きなので、こりゃあもう盆と正月が一緒に来たような…(笑)
    主人公が既に死んでいるという設定ではありながら、序盤は思いっきりコメディタッチなので暗さなどは感じる余裕もなく、このあたりは上手く図っており、劇団「死期」だけにミュージカルで、なんて場内大爆笑。
    その一方、DM にあった「あの日からの母ちゃんの物語」はどこ?もしかして当初のプランと変わったの?とさえ思っていたパートは後半の劇中での「第3場」で展開され、若い頃の主人公が旅立った日の夜、現在の主人公がその日の母と会話する場面はしっとりとして涙モノ。先述の「遺した想い」がここに集約されていて、タマラン。
    ただ、後半で若干ツジツマが合わないというか、物語の軸がズレたというか、そんな感覚がなきにしもあらず。

    0

    2008/06/06 11:35

    0

    0

このページのQRコードです。

拡大