晩餐 公演情報 タクフェス「晩餐」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    少し感動
    横隔膜は震えませんでした。

    ネタバレBOX

    若き天才博士が発明したタイムマシーンに乗って、60年前の結婚前の父母が住むシェアハウスを訪れた息子耕太郎夫婦と博士の話。

    母親は自分を産んですぐに交通事故で死んだと聞かされていたのに、未来の母親を目の前にして、実は心臓が弱くて出産と引き換えに死んだと知った息子の気持ちは如何ばかりのものでしょうか。

    例え自分が消えてもいいから母親には生きていてもらいたい、父親には作家になってもらいたいというわけで二人を別れさせ、耕太郎は消滅します。

    悲しいけれど慈愛に満ちた感動のシーン…、

    しかして、この時代に残り医者となった博士の尽力で母親は死なずに済み、恐らく博士はエネルギー問題についても、原発廃止、自然エネルギーへの移行の重要性を経験を踏まえて発言し、博士や耕太郎らの影響を受けた宇宙人オタクも学者になって共に頑張ったのでしょう、第三次世界大戦は回避されたに違いありません。

    最初の未来は放射線を防御するような銀色の服に栄養剤的食事の世界でしたが、変わってしまった未来は普通の服装でした。そして、妻、子、孫に囲まれた幸せな父親は今でも作家を続けていました。

    肝心なことは舞台の外で起こっている感は否めませんでしたが、地球の未来が明るいのは博士のお陰でした。市川由衣さんがメインのメインの主役でした。

    宅間さんのお芝居で良く見掛ける光景ですが、役者いじりのようなシーンは、梅雀さんも確かに吹いたように見受けられましたが、アドリブっぽさが強調され過ぎていて、しらけてしまいます。

    フェスティバル、ファンサービスということで、飲食自由、撮影OKシーンでは撮影OKでしたが、撮影後に電源を切らない人もいて、結局2ヶ所から受信音が聞こえてきてしまいました。ラストの客席を巻き込んでのダンスも含め、今一ノリ切れない押し付けがましいサービスは止めてほしいと思います。

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    2013/10/09 10:39

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