満足度★★★★★
KUDAN Project「真夜中の弥次さん喜多さん」観ました
二年前に名古屋・七ツ寺で観た時は、なんだかよく分からない事が多かった弥次喜多。
今回は、土曜もある仕事を早退して、愛知から津へ片道二時間半。18:00開演はキツ過ぎる…
90分の上演を見終わった直後の感想。
ただとにかく、「よかった!」の一言。
リアル-フィクション(マンガ、演劇、映像)、現実-妄想、生ー死、様々な位相を様々なベクトルで三次元四次元に掘り進め、自在に行き来する、メタ構造の旅路。
舞台や舞台外のあちこちから仕掛けいっぱい、「8時だよ!全員集合」公開収録を彷彿w おもちゃ箱のように楽しみが詰まった舞台。
場所もよかった。
三重県文の空間が七ツ寺以上にハマった!小ホールの縦長の空間が芝居世界を拡げる。
客席には、中部・関西から集まった演劇通もいれば、「県文で面白い事やってるんだって」とやってきた、地元の面白い事好きや親子連れも。
様々な客層が純粋な反応。どんな客層も楽しめる、生きた舞台。
客席も芝居の一部だと感じさせられる会場だった…。
二年前にはまだ受け止め切れなかったその凄みを、今回いろいろ認識できて、劇場に足を運ぶ幸せも再認識できました。
東京公演、観れる方にはぜひオススメします!
しかし、お伊勢さん手前の津から、江戸(東京)へ戻る今回の公演…まさに「振り出しに戻る」 深いなあ…
※ネタバレボックスには、どうでもいいことが書いてあります。事前情報が絶対欲しくないという方以外は、呼んでも別に害はないと思います。(キリッ)