満足度★★★★
「正統派」の朗読劇2本
昨今、自由度の高い「リーディング」が多い中、久しぶりに観る「朗読劇」2本。
BARHOPPER「MOJITO」
ダメ元で出した手紙に始まる往復メール。
メールゆえのスレ違いや不安などが非常に身近に感じられる。
また、最初の離れた感覚(間隔)から次第に「距離」が縮んで行き、最後は速度まで速まって感じられる構成も巧み。
ただ、2人とも文才があり過ぎでは?(笑)
細部の言い回しが洒落ていて、あんな米内山さん級の文章が書けるなんて、さすがフィクション(笑)。…いや、そんな2人だからこその縁なのか?
MU「想像」
朗読劇でコメディというのは珍しいのではあるまいか?
とはいえ「ある秘密」が明かされて以降、次第にシリアス度も増すのであるが。
また、すべて電話の通話というのも斬新。
なお、古屋敷・佐賀お二方の顔の輪廓とメガネが双子という設定に説得力を持たせていたような…(笑)