期待度♪♪♪♪
定義
正義の問題のようなことを、説明文では書いてあるが、むしろ、定義の問題だろう。少なくとも自然にみられることを観察する限り、生きることは、他を喰らうことである。喰らった者は喰らわれ、それを食った者は、別の誰かに喰われる。それが、自然の掟であり、生命のサイクルだろう。だが、人間のみが、宗教などの齎した「倫理」だの「儀式」だのに従って、このサイクルからはみ出し、他の生き物に己の肉体を与えない場合が圧倒的に多い。そんな人間は、地球上で食える物なら何でも殺して食い、略奪している。牛の乳をその子から奪って飲み、山羊の乳を矢張りその子から奪って飲む、チーズにする。或いは、蜂から蜜を奪い、その子らの糧を奪って歯牙にも挂けない。植物から種を奪って、それを食う事も稀ではないのだ。そんな生き物である我ら人間が、偉そうに倫理だの正義だのと胸を張って言えるわけがない。それができるのは、偽善者だけだ。そして、我らは総て道徳だの倫理だのと言う。従って我ら総てが偽善者で例外は無い。ところで質問だが、偽善者に正義があるのか?