満足度★★★★
土曜日
「生活のリズム」
見事!のひとことです。
夫婦というものが、夫婦の生活というものが、上演時間の一瞬一瞬全部に埋め込められてました。
夫、妻、それぞれがそれぞれの場所で日常生活を送りつつ、別の場所にいながらもお互いの生活の中には、お互いが常に存在していて。
毎日変わらない生活のように見えて、片方のリズムが崩れると、両方のリズムが崩れる。
時間足りない!書ききれない!書ききれない!あぁ!もう一回観たいなぁ!
とりあえず、途中からもう川添さんが泉さんに見えて仕方なかったです(笑)
「モノロ・テクノ」
『男子』の時のように、ひとりの人間の心情を複数の演者で表すお芝居。
今回は4人の女優さんで、ひとりの恋に生きる女性を表現されておられました。
とかく・・・このひと、恋に生き過ぎ!と(笑)
そうなのかな、世の女性というものはそういうもんなんだろうか?
4人の女優さんの表情が、とても輝いて見えて、魅力的で。
恋とは、年齢も逆境も苦しみも全部超越して、ひとひとりに輝きを与えるものなんやなぁと。
「talk about her life」
日常生活とは切り離された状況なのに、とてもナチュラルで、とてもリアル。
現実社会の中で、企業で役職付きで働いてる泉さんならではの、登場人物たち。
だから観てると、こんな人知ってるよ!って感じで。
だから、余計、腹が立つ。なんだ、こいつら。
目の前で繰り広げられているのはお芝居なんですけども、割って入って参戦したくなる。
もうものすんごく、感情を奥底から揺さぶられるお芝居でした。