満足度★★★★★
二番煎じではない新たな物語
1年前の「ステキなチェックメイト」の続編。
まず感心したのは、登場人物の半数である4人が既に確立されたキャラクターであるのに、二番煎じではない新たな物語を創り上げたこと。
これ、けっこう大変なんじゃないかな?
また、前作からのキャラも濃いのに、それを上回る濃さの新キャラを登場させながらデフォルメ具合が絶妙で「そんなヤツはいねーよ!」と醒めてしまう寸前にとどめている(個人の感想です)のも巧み。演者との相乗作用だな。
さらに、年長者の発言に説得力があったり、大事なことは(別人の口を通して)二度三度繰り返したりなども上手く、ここの過去の「ある作品」を知っている観客への目配せも仕込むなど、大変見事。
続編ながら1作目を知らなくても楽しめるのは言わずもがな。