満足度★★★★
役者を見せる舞台描き出される世界の骨組みには どこかルーズな部分も感じるのですが、 そのことが、役者たちが紡ぎ出すロールの 色も、質感も、息遣いまでをも、 裾野にまで解くためのスペースのようになっていて。 舞台の空気には物語の枠組の中でタイトに縛られることなく むしろ定まりきれない揺らぎが常にあって。 その中にキャラクターを定め、色を醸し、場を感じ、対比を生み、ミザンスを作り、自らも他のロールたちも映えさせていく 役者たちの一人ずつの底力にぐいぐいと引き込まれていく。 これは役者を見せる舞台だなぁと思いました。
ネタバレBOX
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2013/06/16 09:54
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