満足度★★
ヤリ逃げ上等。「ヤリ逃げ公演」と題され、中屋敷流に言うなれば「ひりひり」した公演。二階堂瞳子の演出は、まさに“中屋敷チルドレン”そのものである。よくできた模倣であると同時に、模倣はオリジナルを越えない。ストーリーは蛇足だと切り捨てんばかりの進行の遅い一場物。「とろい」「ぬるい」印象を与えるのは、そこも手伝っているのか。やりたいことをやっているのは、マニフェストどおり。ごちそうさまでした。菊池佳南の熱演が、このヤリたい放題の中で、ブレずに蝶番になっている。好感しか持てない。
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2008/05/06 23:27
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