熊の親切 公演情報 カムカムミニキーナ「熊の親切」の観てきた!クチコミとコメント

  • 「サラウンド」というだけあって
    カムカムは以前一度だけ観たな、と思って調べたところ2002年2月に中野ザ・ポケットで観ていた。どんな作風だったかなと思って、久しぶりに観劇。一言で言うと、この芝居は「見せる(魅せる)芝居だな。」ということ。

    ネタバレBOX

    “サラウンド・ミニキーナ”というので、客席が舞台を取り囲むかたちになっていることは当然想像していたのだが、(全方向じゃなかったけど。)音というより視覚的に立体感のある見せ方が本当に巧く印象的であった。
    登場人物がシカクい通路を縦横無尽に行き来し、ポッカリ空いた真ん中の空間もうまく使われていた。(湯の峰温泉の大露天風呂のシーン、好きでした。)
    観客の目線は場面によって前後、左右、上下と忙しく動き回ることになり、個性的なキャラクター満載で、その意味では「見世物」としての演劇を存分に楽しめる芝居であった。(アフタートークで松村さんが美しい見せ方云々、ということをおっしゃっていたのも頷ける。役者一人一人の動きが計算し尽くされたものだったのだろう。)
    ただ、物語は中世の仏教説話「小栗判官」を基にしたもの、ということで私の苦手なジャンルだったため(現実感がない話は入り込めなくてどうも苦手です。)、ピンとこなかったのも正直なところです。

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    2013/05/18 14:55

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