満足度★★★★★
いつ観るか? 今でしょう!笑
ひさしぶりに谷賢一作品を観劇。男だらけの、けど男臭さ全開!なわけではない晦冥と光明、そして静寂の約105分。今日のアゴラは寒くてそれもプラスに作用したかも。本作はウィトゲンシュタインの波乱万丈な人生のダイジェストじゃないし、「論理哲学論考」をわかりやすく解説してくれたりもしない。作品のために参照したであろう膨大な資料はほとんど舞台上には持ち込まれていない、たぶん...けど、それでいい、それがいい。僕らが芸術に触れるのは勉強するためじゃないはず。舞台の上に答えはない、あるのは問いである。答えは観る人それぞれの内に。日程後半はまだ若干の空席があるらしく。それってラッキー。まだ観るチャンスありということ!