八犬伝 公演情報 森崎事務所M&Oplays「八犬伝」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    ラストが違っていれば
    やっぱり面白かった。
    阿部サダヲさんは自分を魅力的に見せるツボを心得てますよね。
    かわいくて、たまにカッコよくて?サイコーでした。
    瀬戸康史さん、中村倫也さんも良かった。
    和太鼓は、気持ちよかった。

    ただ、あのラストは個人的に好きになれなかった。うーむ。

    ネタバレBOX

    玉捨てちゃダメでしょう(笑)
    ハチャメチャなのは良いとして、ハチャメチャの行きつく先が今の支配者ぶっ殺して自由の国を作ろうかって、どこの中二だと思いました。

    八犬伝の八つの玉に込められた意味が、今の世に無くなっている象徴でしょうか。なんかがっかりしました。

    その直前までの破天荒な展開は好きです。
    例えば、浜路が哀れ死んでしまった直後での歌舞伎捩りの名乗り。サダヲ信乃をはじめとした面々のはじけっぷりとかは、見ていて気持ちがいいほどです。
    (それが最後になって道節の「私は考えていたのです。浜路だけ死ぬように切ったのでは」ってセリフ、なにそれ?)
    歌舞伎でも、大事な人が死んだ直後のハッピーエンドって、普通にありますからね。
    だから、この物語もハッピーエンドで爽快に終わってほしかった。
    死んだ五人の八犬士は玉の力でよみがえるものだと信じていましたよ。笑。

    八犬伝という物語に、ひねったテーマを無理に入れられたことで、個人的にはカタルシスが得られなかった。その結果、帰りの電車では「やっぱりコクーンのチケットって高いなあ」と感じた次第です(笑)

    チケット代が半分なら星4つかな。







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    2013/03/29 11:31

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