苛々する大人の絵本 公演情報 庭劇団ペニノ「苛々する大人の絵本」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    愉快な悪夢。
    タイトルに踊らされているのかもしれないが、確かに苛々する(笑)。
    謎だらけの世界観に、突拍子もない展開に、特に愛せないキャラクタたち。
    それこそ、悪夢なのだが……どこかしら愉快にも感じられるのだ。

    ペニノの美術にはいつも驚嘆するのだが、今回もやはり驚嘆。
    マンションの一室の中に、確かに“その世界が在る”ことを感じさせる。

    今回がアトリエ公演の最後になるかもしれないとのこと。
    また、機会があれば、取り組んでいただきたい。

    ネタバレBOX

    前半部のしつこいほどの台詞のリフレインには本当に苛々(笑)。
    閉幕までリフレイン(悪夢)が続くんじゃないかと錯覚させられたほど。
    だからこそ、後半部の床下の世界の広がりが生きている。
    でも、悪夢の続きでしかないんだけれどね。

    豚やら鹿やらトカゲやら、トラウマ狙いとしか思えない剥製のオンパレード。
    それだけでも、じゅうぶんに見物です。

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    2008/04/21 12:07

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