誰かの囁き 公演情報 中央大学第二演劇研究会「誰かの囁き」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    現実を描くものが写実。
    演劇っていうと、自分の使いたい設定を用いて、どうにかして、何か世界を描こうとする。だから、「ありえない」嘘をもちいて、現実から目を背けて、芝居により、間接的に伝えようとする。

    現実はとてもリアルだし、いらない会話、想像以上の沈黙や無音がある。
    意識しないと見えないその世界をどう芝居に持ち込むかというのは、なかなか大変なテーマだと思う。


    ネタバレBOX

    このようなテーマ、もしくは、描き方にこだわるならば、キャストをもう少し調整しないと、ただお客さまが現実を見るだけならば、やはり公演時間そのものを意識しすぎて、ダラダラした公演にも感じてしまうように感じた。

    もっと、あり得なさそうだけどあり得る複雑な人間関係を描いて、「うわ、わかるけどさ、どうすりゃいいんだよ!」
    って、ぐらいにしてしまえば、長さは気にならないと思います。
    どうしても話が混ざらないように、一つ一つプロットを処理せずに、もっとめんどくさくしても楽しかったと思いました。

    ぜひ、また行きたいです。

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    2013/03/18 12:06

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