満足度★★★★
副交感神経がはたらく
ぬるくてゆるい。それが私がこの劇団を好きなところです。
今回、観るのは3作めですが、毎回同じような感想、似たような感覚になります。
「ああ、ゆるかったー」
爆笑もなければ大泣きもなく、心が強く揺さぶられることもない。でも、なんとなく好き。
肩の力を抜いて、ぬるい失笑の積み重ねで、見終わったころにはなんとなく癒されている。副交感神経のはたらきをうながしてくれるお芝居です。
好き嫌いはあるかもしれません。
ぬるいふろは風呂じゃねーよ!って江戸っ子のような人には、耐えられないぬるゆるさかもしれません。
でも、私は好きです。
追記)上記の「失笑」は「思わず吹き出す」という本来の意味であって、よく勘違いされている「あきれる」とか「冷笑・嘲笑」の意味はありません。