満足度★★★★
重いモチーフと笑い、俳優陣を堪能。
学者である父親が突然ぼけたため”遺言”が公開されることになり、
それには、三兄妹が揃う必要があった。
しかし、長男はある事件から姿を消していたのだった。
G2が最後に「他がやらないことを!」と選んだテーマは「原発」!
セリフの端々に知らなかった(おそらく徹底した取材の上での)原発データが
ちりばめられていて、いちいち驚いたり、あらためて思い出して、
怖くなったりの連続。
それでも笑いは忘れず、舞台上のコメディシーンは続く。
さすがG2プロデュースは手を抜かない。
最後まで徹底挑戦の姿勢が素晴らしい。
山内圭哉さんの弱気の演技(と髪型)、
大和田美帆さんの安定感!
片桐仁さんが珍しく中心で正道の役をきっちり演技し、
あの、岩井秀人さんが役者としてがっつり演じ、
大満足でした。