浅草紅團 ASAKUSA RED GANG 公演情報 劇団ドガドガプラス「浅草紅團 ASAKUSA RED GANG」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    華やかなれど・・・
    ショー的色合いが強くその点では素晴らしかったのだが、芝居としてはどうかと・・・。

    ネタバレBOX

    昭和初期の浅草が舞台ということで、まさに「エログロナンセンス」の雰囲気がプンプンする舞台を期待していたのだが、思いの外お上品でスッキリした印象である。想像するにもっと猥雑な雰囲気だったのではないかと思う。でもレビューの踊り子たちの華やかさは見応えがあった。「魅せられた」という表現がピッタリだろう。ただ物語は「紅団」「カジノ・ド・ジョバンニ」の面々、男装の麗人や女スリ師等等、その時代を象徴するような人物の全部乗っけの様相を呈し、それぞれのエピソード色が薄まってしまい物語性が希薄になってしまった。これが、当日パンフで望月氏が語っている“摩訶不思議なラビリンス”であるならばちょっと違うような気がする。個人的には紅団にレビューを絡めながら千代子、弓子の姉妹と赤木の関係を軸に展開していくような物語が観たかったかな、というのが正直なところ。あと舞台装置もスッキリしていて踊り子さんの煌びやかな衣装がわんさと吊るされていて観劇前は「早着替えでもあるのかな。」と思っていたのだが変装屋のシーンとバレエダンサーが踊った後着替えていた時しか使われていなかったので不思議に思っていた。
    メンバーの方の書き込みを読んで「そうか、レビュー小屋だったのか。」とわかったが、シーンが変わっても舞台上に出ているというのは納得いかないところである。それにしてもドガドガプラスは華のある女優が揃っているので今後の展開が楽しみな劇団になった。

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    2013/03/03 18:28

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